「あの家の荷物を全部片付けるなんて、とても無理だ」。実家を前にして、そう途方に暮れる方は少なくありません。一人で抱え込まず、専門の業者の力も借りながら、無理のない方法で進めましょう。
片付けを始める前に、次のような書類を探しておきましょう。業者に依頼する場合でも、まずは貴重品や重要な書類を取り出してから作業してもらいます。
特に、家を購入したときの売買契約書は、売却したときの税金の計算に欠かせない資料です。見つからないと、税額が大きくなるおそれがあります。
また、相続放棄を考えている場合は、家財を処分すると相続を承認したものとみなされることがあるため、片付けを始める前に専門家に相談してください。
衣類や食器、家電だけでなく、思い出の詰まった品も数多くあるはずです。量も、かかる時間も、想像以上のものになります。兄弟姉妹や親戚の協力を得たとしても、大変な作業です。
手元に引き取れる物は、それほど多くはないでしょう。残す物を決めたら、それ以外は専門の業者の力を借りて、思い切って処分することも考えましょう。
ごみを自分で出す場合は、実家のある地域のごみの出し方のルールを、現地の役所に確認しておきます。
遺品整理を専門とする業者は、遺品の扱いに慣れているうえ、遺品の整理に伴う手続きなどについても相談に乗ってくれます。一方、一般的な不用品回収業者は遺品整理に特化していないことが多く、遺品に対する特別な配慮は期待しにくいでしょう。
遺品整理をめぐっては、「高額な追加料金を請求された」「残すはずだった遺品を処分された」といった相談が、全国の消費生活センターに寄せられています。契約の際は、次の点に注意しましょう。
仏壇や神棚は、寺院や神社で閉眼供養(魂抜き)をしてもらった後に処分するのが一般的です。
仲介で売る場合は、家財を片付けて空にしておくほうが、部屋が広く見え、内見の印象がよくなります。
一方、買取業者の中には、家財が残ったまま家を引き取ってくれるところもあります。遠方に住んでいて片付けに通うのが難しい場合は、こうした方法も検討してみましょう。仲介と買取の違いは「仲介と買取の違い」で解説しています。
相続した家の荷物の整理は、四十九日を過ぎてからが一つの目安とされています。ただし、相続放棄を考えている場合は、家財を処分する前に専門家に相談してください。
消費者ホットライン(局番なしの188)に電話すると、最寄りの消費生活センターなどの相談窓口を案内してもらえます。
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空き家を早く売るための工夫。写真・広告・内見の準備で売主にできること
法律や税制は改正されることがあり、個別の事情によって結論が変わります。実際の手続きや申告の前に、法務局・市区町村・税務署などの窓口、または弁護士・司法書士・税理士などの専門家にご確認ください。