空き家売却活用ガイド

相続した空き家や実家の売却について、売却の流れ、費用・税金、相続登記、仲介と買取の違い、片付け、空き家管理、不動産会社の選び方まで、初めての方にもわかりやすく解説します。

空き家や相続した実家を、どうすればよいか悩んでいる方へ

「遠くの実家、このままでいいのだろうか」
誰も住まなくなった家は、年を追うごとに傷み、税金や管理の負担もかかり続けます。売る・貸す・残すのどれを選ぶにしても、まず知っておきたい基本を、順を追ってまとめました。

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すぐには売れない・決められないときに、家の傷みと近所への迷惑を防ぐ方法です。

こんな方に向いています

  • 実家が遠く、定期的に見に行けない方
  • 売るか残すか、家族で話し合っている途中の方
  • (公式サイトで確認できる特徴。不要なら行ごと削除)

申し込む前に知っておきたいこと

  • サービスの内容と料金は会社によって大きく異なります。通気・通水・清掃・郵便物の回収・報告の方法を確かめてから選びましょう。
  • 管理を続けるあいだも、固定資産税などの費用はかかり続けます。

管理プランを確認する

外部のサイトに移動します。広告主のサービス内容・条件は、リンク先で必ずご確認ください。


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ご注意

法律や税制は改正されることがあり、個別の事情によって結論が変わります。実際の手続きや申告の前に、法務局・市区町村・税務署などの窓口、または弁護士・司法書士・税理士などの専門家にご確認ください。

いまの状況に近いものを選んでください

状況によって、最初にすべきことは変わります。

「まだ親が住んでいるけれど、将来が心配」

これから空き家になりそうな実家

親が元気なうちに話し合っておくと、相続後の手続きの負担が大きく変わります。

「相続したまま、何も手をつけていない」

相続したまま空き家になっている

相続登記の期限と、放置したときのリスクから確認しましょう。

「遠方で古い家なので、早く手放したい」

手間をかけずに早く手放したい

仲介と買取の違いを知ると、自分に合う売り方が見えてきます。

「せっかくなら、納得できる価格で売りたい」

できるだけ納得のいく価格で売りたい

不動産会社と担当者の選び方が、売却の結果を大きく左右します。

知っておきたい、3つの期限と数字

いずれも法律や税制で定められているものです。

3年以内 相続登記の申請期限

2024年4月から相続登記が義務になりました。正当な理由なく怠ると、10万円以下の過料の対象となります。

詳しく読む

最大6倍 固定資産税の負担増

「管理不全空家等」として勧告を受けると住宅用地の特例が外れ、土地の固定資産税が最大で6倍になることがあります。

詳しく読む

3,000万円 空き家を売ったときの特別控除

要件を満たせば、売却益から最高3,000万円を差し引けます。相続から3年後の年末までに売ることが条件の一つです。

詳しく読む

※制度の内容は、2024年6月時点の書籍の記載に基づいています。手続きの前に、各窓口で最新の情報をご確認ください。

空き家を売るまでの、おおまかな流れ

すべてを一度に進める必要はありません。順番を知っておくだけで、迷いが減ります。

  1. 家族で話し合う:売るか、貸すか、残すか。相続人が複数いる場合は、全員の合意が出発点です。
  2. 相続登記をする:売却の前に、亡くなった方の名義を相続人の名義に変えておく必要があります。
  3. 価格の目安を知る:複数の不動産会社に査定を依頼し、価格の根拠と販売の計画を説明してもらいます。
  4. 売り方と会社を決める:仲介か買取かを決め、任せる会社と媒介契約などを結びます。
  5. 売買契約と引渡し:契約内容を事前に確認し、決済の日に鍵と書類を引き渡して完了です。

売却の流れを詳しく読む

空き家の売り方を比べる

どの方法にも、向いている場合と注意点があります。

売り方 向いている場合 気をつけたいこと
仲介で売る 時間をかけても、相場に近い価格で売りたい場合 いつ売れるかは読めません。売れるまでの維持費もかかります。
買取で売る 早く、手間をかけずに手放したい場合。古い家や家財が残る家 価格は仲介より安くなるのが一般的です。
空き家バンク 地方の物件で、自治体の制度を活用したい場合 交渉や契約を当事者どうしで行う自治体もあります。
解体して売る 建物の傷みが激しく、土地として売るほうがよい場合 解体費がかかり、翌年から土地の固定資産税が上がります。


実家を手放すことは、親を忘れることでも思い出を捨てることでもありません

「親が建てた家を売るのは、申し訳ない気がする」。そう感じて、片付けにも手をつけられずにいる方は少なくありません。
けれども、誰も住まない家は、年を追うごとに傷んでいきます。屋根や外壁が傷み、庭木が伸び、やがて近所の方に迷惑をかけるおそれも出てきます。家族が大切に暮らしてきた家だからこそ、次に住む人へ引き継ぐことは、家を生かす選択でもあります。
思い出の品は、手元に残せます。急いで結論を出す必要もありません。まずは、売る・貸す・残すのそれぞれで何が起こるのかを知るところから始めてみませんか。

売る・貸す・管理するを比べる


まず読んでおきたい記事

よくある質問

Q. 相続した家は、相続登記をしないまま売れますか?

売ることはできません。売却の前に、亡くなった方の名義から相続人の名義に変える相続登記が必要です。なお、2024年4月から相続登記は義務となり、相続で取得したことを知った日から3年以内に申請しなければなりません。

Q. 査定を頼んだら、その会社に売却を任せなければいけませんか?

査定を受けることと、売却を依頼する契約(媒介契約)を結ぶことは別です。複数の会社の査定書を見比べ、価格の根拠や販売の計画、担当者の説明に納得できてから、依頼先を決めましょう。

Q. 仲介と買取は、どちらがよいのですか?

時間をかけても相場に近い価格で売りたいなら仲介、価格が下がっても早く確実に手放したいなら買取が向いています。古い家や家財が残っている家、遠方の家などでは、買取が現実的な選択肢になることもあります。

Q. 空き家を放置すると、どのような問題がありますか?

建物の傷みが進むほか、倒壊や外壁の落下で他人にけがをさせた場合には、所有者が損害賠償の責任を負うことがあります。また、市区町村から「管理不全空家等」や「特定空家等」として勧告を受けると、土地の固定資産税の特例が外れ、税負担が大きく増えることがあります。


まずは、実家の「いまの価値」を知ることから

売ると決めていなくても構いません。相場がわかると、売る・貸す・残すの判断がしやすくなります。

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