空き家を売る前に必要な実家の片付けについて、進め方のコツ、遺品整理業者の選び方と契約の注意点、仏壇や神棚の扱い、片付けで捨ててはいけない書類を解説します。
売却までの空き家の管理。自分でする場合と管理代行サービスを使う場合
空き家を売るまでの間、または売るかどうかを決めるまでの間の管理について解説します。自分で管理する場合にすべきこと、管理代行サービスの内容と費用の目安、選ぶときの注意点がわかります。
「すぐには売れない。でも、遠くて頻繁には通えない」。空き家の管理は、多くの方が悩む問題です。何もしないまま放置すれば、家の傷みが進むだけでなく、近所に迷惑をかけるおそれもあります。
人が住まない家は、換気や通水がされないため、湿気がこもったり、配管が傷んだりしやすくなります。定期的に、次のような手入れをしましょう。
| 作業 | 内容 |
|---|---|
| 通気 | 窓や押し入れを開けて、湿気を逃がす |
| 通水 | 蛇口から水を流し、排水口の封水を保つ |
| 清掃 | 室内のほこりや、雨どいの詰まりなどを取り除く |
| 郵便物の回収 | 郵便受けがあふれると、空き家であることが外から一目でわかり、防犯上よくありません |
| 庭木・雑草の手入れ | 隣の敷地や道路にはみ出さないようにする |
| 建物の点検 | 雨漏り、外壁や屋根の傷み、窓ガラスの割れなどがないか確かめる |
管理を続ける間は、次のような費用がかかり続けます。
年間の合計を書き出し、10年分で考えてみると、管理を続けることの負担が具体的に見えてきます。
遠方に住んでいて定期的に通えない場合は、空き家の管理代行サービスを利用する方法があります。
費用の目安は、1回あたり1万〜1万5,000円程度です。ただし、内容や料金は会社によって大きく異なります。
管理を続けることは、家の傷みを防ぎ、近所への迷惑を避けるための大切な取り組みです。一方で、費用はかかり続け、建物も少しずつ古くなっていきます。
管理しながら残すと決めた場合も、「3年」「5年」など、いつまでに結論を出すかを家族で決めておきましょう。売る・貸す・残すの比較は、「売る・貸す・管理する、それぞれの特徴と選び方」で解説しています。