空き家を早く売るための工夫。写真・広告・内見の準備で売主にできること

空き家の売却を後押しするために、売主にできる工夫をまとめました。物件情報の写真と紹介文、内見の前の準備、空き家ならではの注意点、売り出しの時期について解説します。

この記事の要点

「不動産会社に任せたのだから、あとは待つだけ」。そう考えがちですが、売主にしかできない工夫もあります。費用をほとんどかけずにできることも多いので、担当者と相談しながら取り入れてみましょう。

  • 家を探す人の多くは、まずインターネットの不動産情報サイトで物件を探します。1枚目の写真と紹介文が、内見に来てもらえるかどうかを左右します。
  • 写真は、天気のよい日に、片付けたうえで撮影します。キッチン・浴室・トイレ・洗面所の水回りは必ず載せましょう。
  • 空き家の内見の前には、すべての照明をつけ、排水口に水を流しておくなどの準備が効果的です。
  • 売り出しの時期は、引渡しの予定から逆算し、3〜4カ月前を目安にしましょう。

1枚目の写真と紹介文で、内見の数が変わる

家を探している人の多くは、まずインターネットの不動産情報サイトで物件を探します。スマートフォンの画面に最初に表示される1枚目の写真で、「詳しく見てみたい」と思ってもらえるかどうかが決まります。

写真について担当者にお願いしたいこと

  • 1枚目には、最も自信のある写真を選ぶ(家族など第三者に選んでもらうのもよい方法です)
  • 写真は、掲載できる上限の枚数まで載せる
  • キッチン・浴室・トイレ・洗面所の水回りは、片付けたうえで必ず撮る
  • 天気のよい日に撮影する
  • それぞれの写真に、「対面式のキッチンで、家族と会話を楽しめます」といった説明を添える

紹介文に、住んでいた人しか知らない魅力を

「冬でも日当たりがよく暖かい」「花火大会がよく見える」こうした魅力は、実際に住んでいた家族にしかわかりません。思い当たることを、担当者に伝えておきましょう。

内見の前にしておきたい準備

購入を検討する人は、内見のときに、家の悪いところを探す目で見ています。マイナスの印象を与える要素を、あらかじめ減らしておくことが大切です。

  • 片付けて、生活感を消す:家財が残っている場合は、できるだけ処分して空にしておくと、部屋が広く見えます。
  • すべての照明をつける:部屋が明るく見え、印象がよくなります。
  • 玄関をすっきりさせる:玄関は家の第一印象を決める場所です。少しでも広く見えるよう片付けましょう。
  • スリッパをそろえる:統一感のあるスリッパを、4足ほど用意しておきましょう。
  • 庭や外回りを手入れする:雑草や伸びた庭木は、管理されていない印象を与えます。

空き家ならではの注意点

長く使っていない家では、排水口から嫌なにおいが上がってくることがあります。排水管の途中にたまっている水(封水)が乾き、下水のにおいを防げなくなるためです。内見の前日までに、台所や浴室、洗面所などの排水口に水を流しておきましょう。

売り出す時期を考える

一般的に、引渡しは買主が決まってから2〜3カ月後になることが多いとされます。そのため、引渡しの希望時期から逆算して、3〜4カ月前に売り出すのが目安です。
また、1月中旬から2月中旬は、売却の好機とされています。この時期に売り出すなら、12月の上旬には査定を依頼しておくとよいでしょう。

売主の協力が、担当者を動かす

担当者に「私にできることはありますか」と尋ね、協力する姿勢を示すと、担当者も熱意をもって取り組んでくれるものです。内見の後には、購入に至らなかった理由を担当者に聞いてもらい、次の改善に生かしましょう。


よくある質問

Q. 空き家の内見には、売主が立ち会ったほうがよいですか?

遠方の場合は、不動産会社に任せることが多いでしょう。その場合も、照明や換気、掃除などの準備を担当者にお願いしておくと、印象がよくなります。

Q. ホームステージングは効果がありますか?

家具や小物を置いて暮らしのイメージを伝えるホームステージングは、空き家で効果を発揮しやすいとされます。ただし、費用がかかるうえ、傷みの激しい古い家では、かえって逆効果になることもあります。


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ご注意

法律や税制は改正されることがあり、個別の事情によって結論が変わります。実際の手続きや申告の前に、法務局・市区町村・税務署などの窓口、または弁護士・司法書士・税理士などの専門家にご確認ください。