売れない家には理由がある!原因と今すぐできる対策5選

売れない家には理由がある!原因と今すぐできる対策5選

なかなか家が売れないのには理由があります。価格設定や広告活動など、よくある原因と今すぐできる対策を分かりやすく解説していきます。

家が売れない5つの原因と今すぐできる対策

「売りに出してから、もう3ヶ月以上経つのに、全く手応えがない…」
「内覧に来てくれる人はいるけど、なかなか契約まで至らない…」

 

時間が経つにつれて、だんだん不安や焦りが大きくなってきますよね。「もしかして、この家は一生売れないんじゃ…」と、ネガティブな気持ちになってしまうこともあるかもしれません。

 

でも、ご安心ください。売れない家には、必ず何かしらの「理由」があります。 そして、その理由は、きちんと対策を立てることで、ほとんどの場合解決できます。

 

ここでは、家が売れないときに考えられる5つの主な原因と、今すぐできる対策をセットで解説します。

 

原因1:価格が、今の相場と合っていない
これが、家が売れない最も多い理由です。
ご両親が大切にしてきた家には、もちろん価格以上の価値があることでしょう。しかし、買主は、周辺で売りに出されている他の物件と、あなたの家を客観的に比較しています。その中で、あなたの家の価格だけが突出して高い場合、残念ながら候補から外されてしまいます。

 

【対策】プロの意見を聞き、価格を再設定する
まずは、売却を依頼している不動産会社の担当者に、「なぜ売れないと思うか、正直な意見を聞かせてほしい」と相談してみましょう。そして、最近の周辺の売買事例などをもう一度見せてもらい、今の価格が本当に適正なのかを一緒に見直します。
時には、思い切って価格を少し下げてみる「戦略的な価格改定」も必要です。価格を下げることで、これまで興味を示さなかった新しい層の購入希望者に情報が届き、急に話が進みだすことはよくあります。

 

原因2:家の「第一印象」が良くない
購入希望者は、内覧のときに「ここに住んだら、どんな生活が送れるかな」と想像を膨らませます。そのときに、家が暗かったり、掃除が行き届いていなかったり、独特のニオイがしたりすると、その想像は一気にしぼんでしまいます。

 

【対策】お金をかけずに、できる範囲で印象をアップさせる
高額なリフォームは必要ありません。

 

掃除と整理整頓: 特に玄関と水回りをきれいにし、不要な荷物は片付けましょう。

 

換気と採光: 内覧前には必ず換気し、照明を点けて明るい空間を演出します。

 

庭の手入れ: 伸び放題の雑草を刈るだけでも、家の印象は大きく変わります。
「この家は、大切にされてきたんだな」と感じてもらうことが、購入への後押しになります。

 

原因3:インターネットの広告写真が魅力的でない
今の時代、ほとんどの人が、まずインターネットで物件を探します。つまり、ネットに載っている写真が、あなたの家の「最初の内覧」です。
写真が暗かったり、画質が悪かったり、散らかった部屋が写っていたりすると、その時点で「この家は見る価値がないな」と判断され、クリックすらしてもらえません。

 

【対策】不動産会社に、写真の撮り直しを依頼する
「もう少し明るく、広く見えるように写真を撮り直してもらえませんか?」と、担当者にお願いしてみましょう。プロのカメラマンでなくても、撮り方一つで写真の印象は劇的に変わります。家の魅力を最大限に引き出す写真を用意することが、売却成功への第一歩です。

 

原因4:販売活動が、物件に合っていない
もしかしたら、今の不動産会社の販売方法が、あなたの家に合っていないのかもしれません。例えば、地域密着型の物件なのに、全国規模の広告ばかりに頼っていたり、逆に、広いネットワークで探すべき物件なのに、地元の顧客にしか声をかけていなかったりするケースです。

 

【対策】販売戦略を、担当者と再確認する
「今は、具体的にどのような販売活動をしていますか?」「今後、何か新しい対策を考えていますか?」と、担当者に質問してみましょう。その答えに納得ができない場合や、活動自体が消極的だと感じる場合は、不動産会社との契約(媒介契約)を見直すことも選択肢の一つです。

 

原因5:物件そのものに、何か明確な弱点がある
「日当たりが悪い」「駅から遠い」「間取りが少し特殊」など、物件そのものに、買主がためらってしまうような明確な弱点がある場合です。

 

【対策】弱点を隠さず、価格や条件でカバーする
弱点を隠して売ろうとするのは、後々のトラブルの原因になります。そうではなく、弱点を正直に伝えた上で、その分、価格を少し下げるというアプローチが有効です。
また、「この家は、静かな環境を好む人に向いています」「車をよく使うご家庭には、駐車場が広いのが魅力です」というように、弱点を別の視点からの「魅力」としてアピールし直すことも、不動産会社の腕の見せ所です。

 

▶【次のアクション】
「売れないな…」と感じたら、まずは一人で悩まず、売却をお願いしている不動産会社の担当者に「今後の対策について、一緒に相談させてください」と連絡を取ることから始めましょう。プロの視点から原因を分析し、一緒に戦略を練り直すことが、売却成功への一番の近道です。

注意

当サイトは、不動産の専門家ではない一個人が、自身の「空き家売却」の体験を元に作成した情報発信サイトです。

 

かつての私自身がそうであったように、「何から手をつけていいか分からない」「専門用語が難しくて理解できない」といった、空き家売却初心者が抱えるであろう不安や疑問に、実体験を通して寄り添うことを目的としています。

 

ここでは、不動産会社のウェブサイトにあるような模範的な情報だけではなく、実際に私が経験した成功談、そして時間やお金を無駄にしてしまった失敗談、思わぬトラブル、後悔した点などを、個人の視点から正直に綴っています。

 

このリアルな体験談が、これから空き家売却に臨む方々にとって、少しでも道しるべとなり、後悔のない選択をするための一助となれば幸いです。

 

※当サイトの情報は、あくまで運営者の個人的な体験に基づくものです。最終的な判断は、ご自身の責任において、必ず専門家にご相談ください。