プロが教える！家の査定額を10%アップさせる7つの秘訣

「どうせ売るなら、1円でも高く売りたい！」
そう思うのは、当然のことですよね。

 

家の売却価格の基準となるのが、不動産会社が出す「査定額」です。そして、この査定額は、ほんの少しの準備と工夫で、大きく変わることがあります。

 

高額なリフォームをする必要はありません。ここでは、お金をかけずに、誰でも実践できる「査定額をアップさせる7つの秘訣」を、不動産のプロの視点からこっそりお教えします。

 

秘訣1：第一印象は「玄関」と「水回り」で決まる
人が家に入って最初に目にする「玄関」。そして、清潔感が気になる「キッチン・お風呂・トイレなどの水回り」。査定員も、この2点を特に注意して見ています。

 

難しい掃除は必要ありません。玄関のたたきを掃いて靴を片付け、水回りの蛇口をピカピカに磨いておくだけでも、「この家は大切に使われてきたんだな」という良い印象を与えることができます。

 

秘訣2：「明るさ」と「空気」を味方につける
査定員が訪問する際には、家中のカーテンをすべて開け、照明を点けておきましょう。明るい家は、それだけで広く、そして魅力的に見えます。

 

また、長年締め切っていた家は、どうしても空気がこもりがちです。事前に窓を開けてしっかりと換気し、さわやかな空気で迎えることも、簡単ながら非常に効果的なテクニックです。

 

秘訣3：生活感を消して「空間」を広く見せる
もし家の中にまだ荷物が残っている場合は、できるだけ片付けておきましょう。物が少ないほど、部屋は広く見えます。

 

特に、テーブルの上や床に物が散らかっていると、雑然とした印象を与えてしまいます。不要なものを段ボールに詰めて部屋の隅に寄せておくだけでも、空間がすっきりとし、査定員の評価は変わってきます。

 

秘訣4：家の「履歴書」を準備しておく
あなたの家に関する書類は、いわば「家の履歴書」です。

 

購入した時のパンフレットや間取り図

 

過去にリフォームや修繕をした際の記録

 

建物の検査（インスペクション）をした際の報告書

 

これらの書類を準備しておくと、家の正確な情報が伝わり、査定員はより自信を持って高い評価をつけやすくなります。

 

秘訣5：小さな「ほころび」は直しておく
「蛇口から水がポタポタ落ちる」「網戸が破れている」「壁紙が少し剥がれている」
こうした小さな不具合は、放置しておくと「管理されていない家」というマイナスの印象を与えかねません。

 

自分で簡単に直せる範囲で構いません。ホームセンターで買える道具で少し手直ししておくだけで、「きちんと手入れされている家」というプラスの評価に繋がります。

 

秘訣6：ご近所の「良いところ」をアピールする
家の価値は、建物や土地だけではありません。その「暮らしやすさ」も、大切な評価ポイントです。

 

「歩いて5分のところに、品揃えの良いスーパーがあります」

 

「近くの〇〇公園は、桜がとてもきれいですよ」

 

「町内会は活動が盛んで、地域の繋がりが強いです」

 

など、ご近所の魅力をまとめた簡単なメモを用意しておき、査定員に渡してみましょう。あなたしか知らない地域の魅力が、査定額を後押ししてくれるかもしれません。

 

秘訣7：笑顔の「おもてなし」が最高のスパイス
最後は、気持ちの問題です。査定員も人間です。あなたが「この家を、良い人に、納得して買ってもらいたいんです」という真摯な気持ちで接すれば、相手も「なんとか力になってあげたい」と思ってくれるものです。

 

難しい顔で黙っているよりも、笑顔で迎え、質問には誠実に答える。そんな「おもてなし」の心が、最終的に査定額という数字にプラスの影響を与えることも、決して少なくありません。

 

▶【次のアクション】
これらの秘訣を実践すれば、あなたの家の価値は最大限に引き出されるはずです。準備が整ったら、いよいよ複数の不動産会社に査定を依頼してみましょう。各社の査定額と担当者の対応を比較して、最高の売却を目指してください。